上司って、何するの?~部下をダメにしない、あきらめるな!~
「あいつは、私の言う事など聞かない」
そういった、思いが上司になると少なからずあると思います。
この感情は、自分のこれからのコミュニケーションや伝え方に対する考えを左右してきます。
上記の感情から次のステップで「諦める」という選択を選んだ人は、恐らく人の上に立たないほうが、部下のためです。
ですが、この記事を見ている時点で、「どうにかしたい」と思っていますよね?
そんな方にぜひ読んでいただきたいです。
- 部下の良い所をどれだけ知っているか
- 普段から相手を承認しているか
- 「失敗する権利」を与えているか
- やる気をなくす言葉は封印する
- 考えるミーティングをする
1、部下の良い所をどれだけ知っているか
まずは、なんでもよいので文字が書けるものを準備してください。(パソコンでもOK)
次に10分間ある部下やスタッフを思い浮かべ、「良い所」を15個以上書き出してください、、、、
これをやると最初の3分くらいは良いのですが、その後手が止まってゆきます。
そして、15個以上も思い浮かばないのです。
あなたが上司でいるかぎりその部下は「自分の長所も生かされない」環境にいるという事です。
10分でできなかったら、30分、1時間とかけてよいです。「めんどくさい」と思うかもしれません!その通り!「めんどうくさい」のです。部下や相手に気持ちに寄り添うのは「めんどうくさい」です。ですが、その感情が上司としての自分の価値を下げてしまっています。
一度やってみることをおススメします。
2、普段から相手を承認しているか
良い所を探せたら、それをさりげなく相手に伝えてください!
あからさまではいやらしく、相手も心の扉を開いてくれないので、ポイントは「まずは、相手の興味ある話や愚痴を聞いてから、承認する」という事です。
承認するというのは、4つあり①「あなたがいると〇〇が助かる」といった存在そのものを認める「存在承認」、
②「いつも〇〇してくれてありがとう」といった努力やプロセス、日頃の好ましい言動を認める「事実承認」
③「仕事が早くなったね」といったよい方向へ変化していることを認める「変化承認」
④「目標達成おめでとう、がんばった成果が数字に出ているね」といった成果、結果を認める「成果承認」
の4つがあるそうです。これを覚えていく必要はありませんが、相手を承認する時は、この4つに焦点のどれかに当てはめて考えると良いかと思います。
簡単な承認でと、「〇〇についてどう思う?」と上司から部下へ相談すると、それだけで①の存在承認につなげることができます。
相手を「承認する」。ハッキリ言って、習慣になると楽です。最初は難しいし、抵抗があります!それは「やっていなかったから」ですよね♪
3、「失敗する権利」を与えているか
今回のテーマと少し外れているかもしれませんが、これは「部下との仕事においての信頼関係を爆上げする」手段の一部です。
会社では、常に「成果」を求められています。それは、上の立場になればなるほど高くなってゆきます!
しかし、勘違いしている上司が多いと思います。
「良い部下がないから、成功しない」と、、、
これは違いますよね、、、
よい部下を育てるのが上司であるあなたの役割であり、部下の成功がなければ、
あなたの部署での成功はないです。
だからこそ、「失敗する権利」を与え、部下の「自発性」を促す。
感の良い上司は、知っています。成果を出すには、失敗は不可欠だと。
では、「部下との信頼関係」とこの「失敗する権利」は、何が関係するか?
これはすべての事にいえますが、
チームとしての成功=部下との信頼とコミュニケーション と考えます。
つまり、「失敗する権利」を部下が感じていれば、生産性や自主性をもって仕事を行い。そして、失敗したときに、何が失敗だったのか?次のアクションをどうしていくか?考えることができます。
この権利を与えておくと、上司への信頼度は上がってゆきますよ!
4、やる気をなくす言葉は封印する
私はこれを最近ものすごく感じる場面があります。「会議」です。
会議中、上役や上司から質問など問いかけられた時、答えます。そのあと、こういった言葉がでました、
「それってやる意味あるの?」
これは会議において、「フリーズトーク」といわれるものです。会議そのものの生産性や参加者のやる気を奪う言葉ですね。
会議で例を出しましたが、普段の会話からもそのような言葉を使っていませんか?
・「意味がわからないよ」
・「そんなんだから信用ないんだよ」
・「君にできるの?」
・「そんなことやって売上あがるの?」
・「だからダメなんだよね」
・「で?」「は?」
・「とりあえずやってよ」
など、普段何気なく使ってしまっているかもしれません。
大体こういう事を連発する上司は、「自分」が信用されていないと分かっている時にやります。「自分」のプライドや自尊心を守るために、、、(なんか書いてて恐ろしくなってきました(笑))
こんな言葉は今日から封印です!私も改めて気を付けないと💦
やる気にさせる言葉をチョイスしましょう!
5、考えるミーティングをする
これは、前項の4つをすべて実践できる場で活用できるので覚えていただきたいです。
ミーティングをいつもする時、目的をもって行っているかと思います!
例えば、「商品開発をする」とか「イベント企画する」など考えられますね。
おのずと今回のミーティングで、ここまで決めよう!など主催者やファシリテーターの皆様なら考えていると思います。
ここで、
「今日の目的は決めることではなく、アイディア出しのミーティングです!好き勝手話しましょう!」
という、形で進めてみてください。(なかなか緩いミーティングですが、普段なかなか生産性の高いミーティングが開けない、雰囲気が悪いといったチームはやってみましょう)
そのような、ミーティングを開くと、かなり自由な発言が始まり、話し合いが活発になります。ここで大切なのは、「全員の意見を聞く」という姿勢です。司会やファシリテーターの皆さんは、一部の人のアイディアが活発になりすぎないように、発言を分散させてくださいね。
そして、前項の「4つ」を試してください。
きっとその一時間で、部下のモチベーションややる気は、かなりアップされますよ!
これはやったことがある人にしかわかりません。
部下のアイディアを承認して「それって今までなかったね!いいアイディアだね!」
そして同時に承認する。
実際に行動してみようとなったら、「失敗してもいい」という権限を与え、部下のアイディアを実行に移す。イメージしただけで、よい雰囲気しか感じられませんね(笑)
「部下の自由な発言の場」
これを設定することも、良い上司の役割ですね。(飲み会では、あまり向かないです(笑))
■まとめ
正直、できない上司もいます。
でも、私も書いていて思うのですが、そういう人にも「あきらめんなよ!」と言ってあげたいくらい、実際に行動に移せば変わってくるのです。実行するまで少し勇気がいります(男性ならレディースの服を買うくらいの勇気です)
それを乗り越えたら、はっきり言ってチョー楽しいですよ♪
だからお伝えしたいです。上司の本当の楽しさを(^^♪
おわり(^^♪